米紙ワシントン・ポストは19日、トランプ米大統領の長女のイバンカ大統領補佐官が私用メールで政府関係者と100通を超えるやりとりをしていたと報じた。トランプ氏は2016年の大統領選で、民主党のヒラリー・クリントン候補が国務長官時に私用メールを使ったことを批判したが、長女が同じ行為をしていた。
イバンカ氏ら複数の政権幹部が私用メールを使ったことはすでに報道されていた。ただ、中間選挙の結果、下院で過半数を得た民主党がイバンカ氏を激しく追及する可能性がある。
同紙によると、イバンカ氏は大統領補佐官に就任した昨年3月以降、夫のクシュナー氏とともに作った家族用のメールアドレスを使い、政府関係者との政策に関する議論や、日程などについて、100通以上のやりとりをしていたという。ホワイトハウスの公文書は、大統領記録法に基づき、手書きのメモや下書き、メールに至るまで、保存が義務付けられている。
昨年9月にイバンカ氏の不適切な私用メールの使用が発覚した際、イバンカ氏は規則を知らなかったと語ったという。イバンカ氏の弁護士は「ほとんどのメールは、家族に関する日程などだった」と主張した。
トランプ氏は2年前の大統領選…