JR西日本は23日、大阪市城東区新喜多1丁目の京橋駅大阪環状線外回りホームで、屋根を支える支柱1本に亀裂が見つかり、同線外回りの運転を約5時間半見合わせたと発表した。各私鉄などで振り替え輸送を行い、利用客ら約5万5千人に影響が出た。
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同社によると、同日午前4時20分ごろ、駅員がホーム中ほどで蛍光灯計8本が落下しているのを発見。付近の屋根の鉄製支柱1本の上部に亀裂(長さ約65センチ、最大幅約3センチ)が入っているのを確認した。けが人はいなかったという。柱の補強工事を行うために大阪環状線の運転を止め、外回りが再開したのは午前11時4分だった。内回りも約10分間運転を見合わせた。
同社によると、屋根は1942年につくられたが、今回の支柱ができた時期は不明といい、亀裂が入った原因を調べている。同社は「屋根は複数の支柱で支える構造で、倒壊の危険はない」としている。(古田寛也)