22日午前、新大阪―京都駅間を走行中の東海道新幹線のぞみ114号(広島発東京行き)の車内で、乗客から車掌に「新幹線内に拳銃を持った人物がいる」との情報が寄せられ、午前9時20分ごろ、JR東海が110番通報した。
愛知県警中村署によると、名古屋駅に到着した同列車を署員や県警鉄道警察隊員が確認したところ、乗客には大阪府警の私服警察官3人がおり、拳銃を携行していた。拳銃は府警の規則に基づいた形で携行しており、問題はなかったという。車内の喫煙ルーム付近で、この3人のいずれかとすれ違った際に、乗客が「不審者」と勘違いしたとみられるという。
3人は、いずれも府警警衛警護課に所属する30代の男性警察官。スーツ姿で、警視庁で行われる研修へ向かう途中だった。
JR東海によると、この影響で、同列車を含む上り8本が最大36分遅れ、約9100人の乗客に影響した。