立憲民主党の枝野幸男代表は25日、成蹊大(東京都武蔵野市)で講演した。成蹊大は安倍晋三首相の出身校。この講演は報道陣による取材がいったん認められながら不許可とされる経緯があったが、立憲の職員が会場内から動画中継した。
安倍首相の母校、枝野氏講演の取材を拒否 配慮は否定
枝野氏は冒頭、「私の頭の上がらない大変立派な卒業生を出しておられる」と切り出した。だが首相には触れず「うちの妻の母校で講演できて大変うれしい」と続け、笑いを誘った。
枝野氏は、大量生産や輸出産業が支える経済について「どうもこういう発想で『夢をもう一度』と思っている人がたくさんいるが、若い人はだまされない方がいい」と指摘。さらに、「安倍さんじゃダメだと思ったら、好きだろうが嫌いだろうがポスト安倍は枝野しかない」とも強調した。