中国外務省は4日、北朝鮮の李容浩(リヨンホ)外相が6日から3日間の日程で訪中すると発表した。トランプ米大統領が金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長との2回目の首脳会談について「来年1月か2月になる」との見通しを示しており、会談に向けて中朝間の連携を強める狙いがありそうだ。
中国外務省は「王毅(ワンイー)国務委員兼外相の招待による訪中」とし、「朝鮮半島問題の共通の問題について意見交換する」と説明したが詳細は明かさなかった。南北関係を巡っては、韓国の文在寅(ムンジェイン)大統領が正恩氏の年内ソウル訪問を希望しており、議題になる可能性がある。
李氏は先月末に平壌を発ち、ベトナムとシリアを訪問している。(北京=冨名腰隆)