特殊詐欺に関与したとして、詐欺容疑などで摘発される少年が全国的に急増している。大阪では昨年の4倍に増加。現金やカードを受け取る「受け子」が大半を占めており、特殊詐欺グループがリスクの高い受け渡し現場で、少年らを利用している実態が浮かぶ。
11月20日、大阪市西成区。80代女性宅に銀行員を名乗る男らが「年金の払い戻し手続きがあるので、キャッシュカードを取りに行きます」と何度も電話をかけてきた。近くの路上には茶髪にストライプ入りの青色スーツ姿の男。ズボンからシャツがはみ出ていた。警戒中の西成署員が職務質問すると、男は書類を投げ捨てて逃走しようとした。
詐欺未遂容疑で逮捕されたのは…