大相撲の幕内貴ノ岩(28)=モンゴル出身、千賀ノ浦部屋=から暴行された付け人の力士(23)が6日、東京・国技館で日本相撲協会から事情を聴かれた。師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)は国技館まで付き添ったが、聴取には同席しなかったという。
貴ノ岩が付け人に暴行 顔を平手と拳で4、5発殴る
協会の危機管理委員会の高野利雄委員長(元名古屋高検検事長)らが聞き取った。力士は終了後、報道陣から、貴ノ岩の説明と事実で食い違う点はあるかと問われ、「全部一緒です」と話した。
貴ノ岩は5日の聴取で、4日夜に巡業先の福岡県の宿舎でこの力士の顔を平手と拳で4、5発殴ったと説明。その際、「忘れ物をした言い訳をしたから」と話していた。