プロ野球オリックスから国内フリーエージェント(FA)権を行使した西勇輝投手(28)が7日、阪神への入団を表明した。
この日、大阪市内で阪神と3度目の交渉に臨んだ。球団側からは矢野燿大監督(50)らが出席した。西は交渉後、「阪神タイガースさんにお世話になることを決めました。今までにないくらい悩んだけど、決断出来てほっとしている」と話した。阪神は残留を要請していたオリックス、獲得を目指していたソフトバンクなどとの争奪戦を制した。
三重・菰野(こもの)高出身の西はプロ10年で2桁勝利を5度マークし、通算74勝。今季最下位の阪神は先発投手が防御率4・23と不振で、安定した投球術を持つ西の獲得は今オフの最優先事項だった。