付け人に暴行したことを認めた大相撲の幕内貴ノ岩(28)=本名アディヤ・バーサンドルジ、モンゴル出身、千賀ノ浦部屋=が7日午後、現役を引退した。日本相撲協会に引退届を提出し、受理された。午後、師匠の千賀ノ浦親方(元小結隆三杉)とともに協会のある東京・国技館を訪れて、暴行の責任を取った。
貴ノ岩が引退の意向 暴行で引責か
午後4時半になり、協会の芝田山広報部長(元横綱大乃国)が報道陣に対応し発表。「本人が今回のことで責任を痛感して、引退の意向を話した。(八角)理事長(元横綱北勝海)が再三確認したが、本人の強い意志があり、(引退届を)受理した」と話した。
貴ノ岩が5日にあった日本相撲協会の聴取に対して行った説明によると、4日夜、巡業先の福岡県行橋市の宿舎で弟弟子でもある付け人(23)の顔を平手と拳で4、5発殴った。貴ノ岩は協会の聞き取りに「忘れ物をした言い訳をしたから」と話したという。
貴乃花部屋に所属していた貴ノ…