フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子で初出場優勝を果たした16歳の紀平梨花(関大ク)が11日、カナダ・バンクーバーから成田空港に帰国した。報道陣との主なやりとりは次の通り。
フィギュア特集 Kiss and Cry
紀平梨花「注目を力に変えていく」 満面の笑みで帰国
――空港に降りたときはどんな気持ち。
「ファイナルってこんなにも大きな大会だったのかと実感した。これからも注目を力に変えて頑張りたい。どんな大きな試合でも安定した成績を出せるようにしたい」
――自分にご褒美は。
「とくに考えていない。全日本選手権(21日開幕、大阪府門真市)で頑張って、お姉ちゃんと大みそかに遊びに行けたらいいな」
――浅田真央さん以来のシニア1年目でGP初優勝。浅田さんはどんな存在か。
「トリプルアクセル(3回転半)が難しいジャンプというのが、自分もやってわかってきた。浅田さんはそれをずっとやり続けてきたので尊敬しているし、ステップもすごく上手で憧れの存在」
――今回のフリーで最初のジャンプを失敗してからの修正能力がすごかった。
「いつも練習のときからリカバリーの練習をしていた」
――フリーの得点160点台も見えてくる(紀平のフリー自己ベストは154・72点)。
「フリーではスピンのレベルで…