フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナルで男子2位に入った宇野昌磨(トヨタ自動車)が11日、カナダ・バンクーバーから東京・羽田空港に帰国した。報道陣に対し、21日に開幕する全日本選手権(大阪府門真市)への思いなどを語った。主なやり取りは次の通り。
フィギュア特集 Kiss and Cry
――GPファイナルを振り返って。
「とても悔しい試合になったかなと思います」
全日本に向けて最善尽くす
――GPシリーズの2戦とファイナルでは、気持ちの面で違った?
「GPシリーズは自分の満足する演技というものがなかなかできず、『ファイナルで』という気持ちで挑んだんですけど、特にショートプログラム(SP)で練習してきたことを全く出すことができない試合をしてしまった。フリープログラムでも、やはり練習より良くない演技をしてしまったことに、自分への悔しさだったり、皆さんの期待する結果を出すことができなかったりしたことに申し訳ないっていう気持ちがありました」
――今後、勝つために取り組むこと、改善していくことは?
「まず今大会で一番思ったのは、『自分の練習を信じる』っていうことがすごく難しいなって思ったんです。練習をたくさんしてきたのに、試合で信じずにそれを『無』にしてしまうっていうのは、すごくもったいないことだなと思うので。まずは、自分を信じるところから。そして、練習は当たり前のようにやりたいなと思います」
――今後の目標は?
「何か大きな目標を掲げてやっ…