フィギュアスケートのグランプリ(GP)ファイナル女子で優勝した16歳の紀平梨花(関大ク)が11日、カナダ・バンクーバーから成田空港に帰国した。大勢の報道陣に囲まれた紀平は、「ファイナルがこんなにも大きな大会だったのかと実感した。注目を力に変えていきたい」と言い、満面の笑みを浮かべた。
フィギュア特集 Kiss and Cry
紀平の3回転半立て直し、練習のたまもの 佐藤信夫の目
紀平、22年北京へ「五輪で優勝、できたらなって…」
GPシリーズ初挑戦でのファイナル制覇は、日本勢では2005年の浅田真央さん以来2人目。浅田さんの代名詞だったトリプルアクセル(3回転半)ジャンプを決めた紀平は「浅田さんは難しい3回転半をずっとやり続けていた。憧れの存在」と語った。
次戦は21日開幕の全日本選手権(大阪府門真市)で、初優勝をめざす。同選手権は、世界選手権(来年3月、さいたま市)の代表最終選考会ともなる。