東京都は12日、大田区立小学校であった餅つき大会で餅を食べた児童と保護者計71人が下痢や嘔吐(おうと)などを発症し、うち児童1人が一時入院したと発表した。少なくとも20人の便からノロウイルスが検出されたといい、都は集団食中毒と判断して学校側に再発防止を求めた。
都によると、餅つき大会は小学校主催で、1日に校庭で開催。全校児童と保護者らが参加したが、3日の登校日は嘔吐や腹痛などを訴えて約90人が欠席した。大田区保健所が調べたところ、6~12歳の児童67人と保護者4人に食中毒の症状がみられたが、いずれも症状は軽く快方に向かっているという。
区教育委員会によると、小学校は欠席者の多かった4クラスを4、5日の2日間、学級閉鎖にした。