トラックドライバーの乗務時間超過などの不法行為が横行していたとして、国土交通省は18日にも、千葉県野田市の運送会社「関東西部運輸」に対し、関東にある全営業所の事業停止処分を出す方針を決めた。同社が乗務時間超過で書類送検や行政処分をされるのはこの2年で4度目。
同社は関東の7営業所で大型トラックなど計約400台を保有、ヤマト運輸や日本通運の関連会社の下請けなどを担っている。昨年は最長で月約250時間の違法残業があったなどとして労働基準監督署から2回にわたり書類送検された。
その後、国交省が立ち入り検査したところ、本社営業所に所属する282人のうち165人に対する過労防止の違反が続いていたことなどが発覚。このため国交省は今年7月、貨物自動車運送事業法に基づき本社営業所を30日間の事業停止にする行政処分をした。
だが、その後の立ち入り検査で…