フィギュアスケートの全日本選手権第3日は23日、来年3月の世界選手権(さいたま市)の代表最終選考会を兼ねて、大阪・東和薬品ラクタブドームで女子フリーが始まった。ショートプログラム(SP)18位の本田真凜(JAL)は111・48点。SPとの合計は164・23点で、第2グループまでの12人を滑り終えて暫定3位となった。暫定首位は総合175・69点を出した松原星(武蔵野学院)。
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フリーで7番滑走となった本田は、ジャンプで回転不足が目立つなど精彩を欠き、技術点は48・70点と伸び悩んだ。演技構成点も8点台は2項目にとどまり、62・78点だった。演技後「なかなかうまく行かないけど、これで終わりじゃないと思っている」と前を向いた。今季から拠点を米国に移し、ジャンプの跳び方も変えている。今後に向け「練習では良いものが跳べている。試合でクリーンな演技を見せたい。何にも負けない強い気持ちを手に入れたい」と語った。
平昌(ピョンチャン)五輪4位で大会5連覇がかかる宮原知子(関大)はSP76・76点で首位に立ち、フリーは23番滑走で登場する。
グランプリ(GP)ファイナル初挑戦で初優勝した紀平梨花(関大ク)は首位と8・01点差のSP5位と出遅れた。逆転優勝を狙い20番滑走で滑る。
昨季世界選手権銀メダルでSP4位の樋口新葉(東京・開智日本橋学園高)は21番滑走。SP3位でGPシリーズフランス杯2位の三原舞依(シスメックス)は22番滑走。SP2位につけた平昌五輪6位の坂本花織(シスメックス)は最終24番滑走で午後9時すぎに登場する。
フィンランド大会4位の白岩優奈(関大ク)が15番滑走、スケートカナダ2位の山下真瑚(愛知・中京大中京高)が17番滑走、全日本ジュニア選手権優勝の横井ゆは菜(愛知・中京大中京高)が19番滑走。
アイスダンスは小松原美里、ティム・コレト(倉敷ク、米)組がフリーでも1位となる100・39点をマークし、合計152・60点で初優勝した。
主な女子選手の滑走順は次の通り。
GPシリーズフランス杯6位の本田真凜(JAL)7番(午後6時7分ごろ~)▽GPシリーズフィンランド大会4位の白岩優奈(関大ク)15番(午後7時43分ごろ~)▽GPスケートカナダ2位の山下真瑚(愛知・中京大中京高)17番(同59分ごろ~)▽全日本ジュニア優勝の横井ゆは菜(愛知・中京大中京高)19番(午後8時23分ごろ~)▽紀平20番(同31分ごろ~)▽樋口21番(同39分ごろ~)▽三原22番(同47分ごろ~)▽宮原23番(同55分ごろ~)▽坂本24番(午後9時3分ごろ~)