大相撲の横綱稀勢の里(32)=本名・萩原寛(ゆたか)、茨城県出身、田子ノ浦部屋=が25日、進退がかかる初場所(1月13日初日、東京・国技館)の出場に前向きな姿勢を見せた。東京都内の所属部屋で記者会見し、「その(出場する)つもりでやっている。初日をめざしたい」と意気込んだ。
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稀勢の里は復活を期した九州場所で初日から4連敗。横綱審議委員会から内規に基づく「激励」を決議され、初場所に進退をかけるべきだとの声も上がっていた。しかし新たに痛めた右ひざの状態が思わしくなく、冬巡業を全休。調整が遅れており、「焦りはあったけど、やれることはやってきた。いい成績を残すことが大事」と話した。