日本ハムの田中賢介内野手(37)が25日、札幌市内の球団事務所で記者会見し、2019年限りでの現役引退を表明した。「かなり悩んだが、最後の1年、最後の1球まで全力でやる」と田中賢。1千万円減の6500万円プラス出来高で契約を更改した。
引退を決めた理由について、田中賢は「できると思っていることと、実際にやっていることのギャップが大きくなってきた」。今季終了後、家族や球団と話し合いを重ねた結果、「1年限りの現役続行」を決めたという。「早く引退を宣言したほうが、周りも気を使わなくてすむかなと思った」と、異例の発表の理由を説明した。
田中賢は1999年のドラフト2位で東福岡高から入団。06年には二塁手に定着した。海外フリーエージェント(FA)権を行使して、13年に大リーグへ挑戦。15年、日本ハムに復帰した。日本通算1460安打。二塁手部門でベストナインに6度、ゴールデングラブ賞にも5度選ばれている。=金額は推定(山下弘展)