6月に宮崎・延岡学園高バスケットボール部の留学生だった男子選手が審判を殴ってけがをさせた問題では、学校側の受け入れ態勢の見直しの必要性などが指摘される一方で、SNS上では「留学生はもう要らない」といった極端な批判も相次いだ。23日に開幕した全国高校選手権(ソフトバンクウインターカップ=朝日新聞社など主催)には、同校の他にも留学生を擁する学校が数多く出場している。セネガルから高知・明徳義塾高に留学した経験を持つファイ・サンバ(31)=Bリーグ・SR渋谷=に、自身の経験や今回の問題に対する思いを聞いた。
「伝えられない」ストレス
――サンバ選手は延岡学園のニュースをどう受け止めていますか。
「とても悲しい事件です。インターネットで動画を見てすぐに『これはまずい』と感じたし、留学生全体が攻撃されてしまうことになると心配しました」
「もちろん、審判を殴るのはや…