平成最後の大みそかとなった31日、各地で年越しのイベントが開かれた。東京・渋谷では、渋谷区などが主催するカウントダウンに多くの人が集まった。10月のハロウィーンで逮捕者が相次いだことから、警視庁は元日の明け方まで警戒を続ける。
コンビニから瓶入り酒消える 厳戒の渋谷カウントダウン
渋谷駅前のスクランブル交差点では、1日午前0時に向け、「テン、ナイン、エイト…」と英語でカウントダウンのかけ声が出た。0時になった瞬間には「ハッピーニューイヤー」の歓声とともに、スマートフォンを掲げて周囲を撮影する姿が見られた。大きな混乱はなかった。
スクランブル交差点の一帯では、午後9時から車両の通行が規制された。歩行者専用となった一帯は、午後11時ごろには歩行者で埋まった。警視庁は機動隊など数百人態勢で警戒。車上から歩行者に注意を呼びかける「DJポリス」も出動した。
区などが主催するイベントは今年で3回目。スクランブル交差点以外の場所でもイベントを複数開くことで人出を分散させ、混乱を回避するのが狙いだ。
割れた瓶によるトラブルを防ぐため、周辺のコンビニエンスストアでは、区の要請に応じて瓶に入った酒類を店頭から撤去した。