インドネシアのジャワ島西部スカブミで豪雨による土砂崩れがあり、国家防災庁によると、住民ら少なくとも15人が死亡した。1日夜の時点で計20人が生き埋めの状態で、犠牲者がさらに増える可能性があるという。
同庁が1日、発表した。スカブミの山間部の丘で12月31日夕、土砂崩れが発生し、付近の家屋30棟が被害を受けた。住民ら計101人が一時土砂に埋もれ、63人は助け出されたが、その他の住民は死傷するなどした。
同庁の報道官は「大雨が連日降り続き、地盤が緩んで起きた」と説明。災害後も悪天候で、停電や道路の寸断も影響して、救助活動が難航している。(ジャカルタ=野上英文)