皇居・宮殿で1日、平成最後の「新年祝賀の儀」があり、天皇、皇后両陛下は皇族方や衆参両院議長らからあいさつを受けた。天皇陛下の在位中の出席は今回が最後。一部の行事には、皇太子妃雅子さまが16年ぶりに出席した。
新年祝賀の儀は天皇の国事行為のひとつで、毎年元日に開かれる。今回は皇族方による祝賀の様子が初めて報道陣に公開され、皇太子さまは陛下に「新年につき恭悦申し上げます」と述べ、陛下は「新年おめでとう」と応じた。
陛下は衆参両院の議長や議員らを前に「衆議院議長、参議院議長をはじめ、一同の祝意に対し深く感謝いたします。新しい年をともに祝うことを誠に喜ばしく思います。年頭にあたり、国の発展と国民の幸せを祈ります」と話した。(多田晃子)