タイ王室庁は1日、ワチラロンコン国王の戴冠(たいかん)式の一連の儀式が、5月4日から6日にかけて行われると発表した。ワチラロンコン国王は、2016年10月に死去したプミポン前国王の後継として即位していた。
前国王が戴冠したのが1950年の5月5日だったため、今回の日程はそれを意識した可能性がある。
14年5月のクーデター以降、軍事政権が続くタイでは2月にも民政移管に向けた総選挙が実施される予定で、戴冠式の日程は総選挙の時期とも絡んで注目されていた。
タイの王室は、日本の皇室とゆかりが深いことで知られる。(バンコク=貝瀬秋彦)