新年恒例の一般参賀が2日、皇居であった。4月末に退位する天皇陛下にとっては在位中最後の参賀。早朝から長い列ができ、平成最多の15万4800人が訪れた。宮殿のベランダへの登場は当初5回の予定だったが1回増やされ、それでも見られなかった人が大勢いたことから、天皇、皇后両陛下の強い意向で急遽(きゅうきょ)、もう1回追加された。陛下はマイクを通じ「本年が少しでも多くの人々にとり、良い年となるよう願っています。年頭にあたり、我が国と世界の人々の安寧と幸せを祈ります」と語った。(多田晃子)
「ぜひお顔を拝見したい」平成最後、新年一般参賀に行列昭和天皇、晩年まで抱えた悲しみ 半藤一利氏が見た直筆平成最後の新年祝賀の儀 天皇陛下「新年おめでとう」天皇陛下、在位中最後の新年一般参賀 早朝から長蛇の列両陛下が昨年詠んだ計8首発表 沖縄や西日本豪雨に思い「陛下の字ですね」作歌の相談役が語る逝去直前の出来事人柄にじむその直筆 昭和天皇、激動の半生は歌と共に私費で賄う大嘗祭の提案、宮内庁「長官、記憶にない」