大阪メトロの河井英明社長は4日午前、大阪市西区の本社でグループ社員ら約300人を前に年頭あいさつ。「今年は大阪メトロの発展に極めて重要な年。新しい進化、本格的な発展はこれからだ。社員ひとり1人の心底からの意識変革が必要だ」と呼びかけた。
悪趣味…駅大改装案に批判殺到 大阪メトロ、修正も検討
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大阪メトロは昨年4月に民営化(株式会社化)し、12月に今後の事業構想などを発表した。中央線を延伸して2025年の大阪万博会場となる人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)につくる新駅に、高さ250メートル超のタワービルを建てることなどを打ち出した。夢洲を国際観光拠点にし、大阪メトロの新たな発展の象徴とする考えだ。河井社長は「素直な心で多く方々の声を誠実に真摯(しんし)にお聞きし、デザインを含めブラッシュアップを続け、よりよいものにしていきたい」と意気込んでいる。
大阪メトロは昨年末、御堂筋線と中央線の計15駅を24年度までに順次、各駅を地域の特色に合うイメージに改修する計画も発表した。このデザインをめぐっては、ネット上で賛否の声があがっている。(伊沢友之)