安倍晋三首相は5日、地元・山口県下関市であった自身の後援会会合で、9日からオランダと英国、さらに下旬にロシアを訪問した後、スイスで開かれる世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に出席すると表明した。ロシアのプーチン大統領との首脳会談について「具体的な(平和条約)交渉を前に進めていきたい」と意欲を示した。
首相は2016年の山口県長門市でのプーチン氏との会談を引き合いに、「長門会談で始まった新しいアプローチによって、やっとここまで来ることができた。ここからが正念場だ」と述べた。
また、「平成のその先の時代に向けて、憲法改正を含め、新たな国造りに挑戦していく1年にしたい」と改憲への意欲を改めて示した。
首相は6日まで山口県に滞在し、長門市で父・安倍晋太郎元外相の墓参りなどをする予定。