南米最高峰アコンカグア(標高6961メートル)の登頂とスキー滑降をめざすプロスキーヤー三浦雄一郎さん(86)の挑戦は、アコンカグアのあるアルゼンチンでも注目を集めている。現地時間の5日には、地元の登山情報の季刊誌「CUMBRES(クンブレス)」の取材も受けた。
【特集】三浦雄一郎さん、南米最高峰に挑戦
同誌は、三浦さんら遠征隊が入ったメンドサを拠点に年4回、3千部程度を発行している。cumbreはスペイン語で山頂や頂上を意味し、登山やアウトドアに関する情報が載っている。
同誌オーナーのホルヘ・フェデリコ・ゴメスさんが三浦さんが滞在中のウスパジャータを訪れた。抱負を問われた三浦さんは「セブンサミッツ(世界7大陸最高峰)の中でエベレストに次いで2番目に高い山。86歳で難しいとは思うが、チャレンジしたい」と語った。
3月発行の同誌に載る予定で、インターネット版は近く記事を出すという。同誌オーナーのホルヘさんは「遠征は我々にとっても興味深い。三浦さんは活動的で86歳には見えない。成功すると思う」と話し、下山後の取材にも意欲を見せた。
三浦さんは6日、ウスパジャータを離れ、標高3千メートルを超える地区に入った。(金子元希)