日本スポーツ振興センター(JSC)が運営するスポーツ振興くじ(toto)の「BIG」の1等当選金の最高額が、現行の10億円から12億円に引き上げられることになった。スポーツ庁が開いた15日のスポーツ審議会総会で変更案が認められた。今年度中に実施される。
BIGはJリーグや海外リーグの14試合が対象で、コンピューターが無作為に勝敗を選ぶ「非予想方式」で実施されるくじ。新たに12億円となるくじは繰越金が発生した場合の最高額で、特別回として年に2回程度販売される。
くじの売り上げは新国立競技場の整備費用などに充てられるが、2018年度に売り上げが1千億円を割り、収益の向上が課題となっていた。12億円のくじは宝くじを含めても国内最高額となり、スポーツ庁の担当者は「一獲千金を狙う購入者が増えるのでは」と話す。