大相撲初場所(13日初日、東京。国技館)は11日、2日目までの取組が決まり、進退をかける東横綱稀勢の里は西小結御嶽海、西前頭筆頭逸ノ城の順で当たる。難敵続きだが、とりわけ、「大事」と本人が言い切る初日の勝敗が力士人生の命運を握る。
相撲特集:どすこいタイムズ
稀勢の里、初日に御嶽海、2日目は逸ノ城と対戦 初場所
1勝5敗。稀勢の里の長期休場が始まった2017年夏場所以降に上がった、初日の成績だ。
唯一の白星は、初めて進退をかけた昨年秋場所。勢を下すと、5日目まで無傷の連勝。危うい内容が多かったものの15日間で10勝をあげ、ひとまず引退を回避した。半面、初日を落とした5場所は立て直せず、すべて途中休場に追い込まれている。
今場所の初日、御嶽海とは過去6勝1敗。比較的得意とする相手とはいえ、重圧のかかる土俵ではどうか。2日目の巨漢・逸ノ城とは8勝6敗だが、最近は3連敗中だ。
場所前、稽古のペースは最後ま…