昨年12月に海上自衛隊の哨戒機が韓国海軍駆逐艦から火器管制レーダーの照射を受けたとされる問題をめぐり、日韓防衛当局は14日、シンガポールで実務協議を行った。韓国国防省が発表した。実務協議は昨年12月27日のテレビ画像会議以来、2度目。
同省によれば、双方は相互の誤解を解くため、事実関係を確認し十分な意見交換を行うという。
日韓関係筋によれば、互いの主張が真っ向から対立している上、双方の世論に与える影響が大きいため第三国での協議となった。
この問題では、韓国側はレーダー照射の事実はないと主張。逆に、海自哨戒機が危険な低空飛行を行ったとして日本側に謝罪を求め、双方が対立している。(ソウル=牧野愛博)