長野県軽井沢町で2016年1月、乗客乗員15人が死亡し、26人が重軽傷を負ったスキーツアーバスの転落事故の発生から、15日で3年を迎える。現場近くに昨年建てられた「祈りの碑」には14日、犠牲になった大学生の遺族や友人らが次々と訪れて献花。「犠牲者のことは忘れない」「二度と起きて欲しくない」と口々に思いを語った。 バス運賃「もはやたたき売り状態」 値引き体質変わらず 東京農工大1年だった長男の大谷陸人(おおやりくと)さん(当時19)を失った父慶彦(よしひこ)さん(53)=東京都杉並区=は親族とともに現場を訪れ、碑に手を合わせた。ラグビー部員だった息子に思いをはせ、「一緒に今年のラグビーW杯を見たかった。悲しさとむなしさ。この気持ちは何年経っても変わらないでしょう」と語った。(土屋弘) 遺族の一部は昨年末、バスを運… |
遺族「娘の死、無駄にしない」 軽井沢バス事故から3年
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