阪神大震災で犠牲になった加藤はるかさん(当時11)の自宅跡に咲き、復興と鎮魂のシンボルとして全国に広まった「はるかのひまわり」。加藤はるかさんの姉、菊地いつかさん(39)は、16日の「歌会始の儀」で天皇陛下がこのヒマワリを題材に歌を詠んだことに「震災を忘れず寄り添っていただいているお心に触れ、改めて命の大切さを伝えるためにも、ヒマワリをたくさんの人に手渡していきたいと思う」と気持ちを新たにした。
両陛下、最後の歌会始 被災地からのヒマワリ詠む
はるかさんは神戸市東灘区の自宅アパートの下敷きになった。夏、その場所に大輪のヒマワリが咲いた。生前にかわいがっていた隣家のオウムにあげていた種が自然に芽吹いたもので、「はるかちゃんの生まれ変わりだ」と近所の人が気づいた。
震災当時に中学生だったいつか…