天皇陛下や皇族方の護衛を担う皇宮警察本部の年頭視閲式が25日午前、皇居・東御苑であり、皇宮護衛官約250人や護衛馬12頭、警備犬3匹などが行進した。
今年は天皇代替わりの年。4月30日の退位、5月1日の即位をはじめ、秋にかけてパレード(10月22日)や「大嘗宮(だいじょうきゅう)の儀」(11月14~15日)など重要な儀式や行事が続く。牛嶋正人本部長は「全職員がこの歴史的瞬間に携わることへの誇りと使命感を持ち、組織が一丸となって護衛警備を完遂しなければならない」と訓示した。
来賓の山本信一郎・宮内庁長官も「大変重要な年。宮内庁は皇宮警察と緊密な連携を図り、その責務を果たす」と述べた。(緒方雄大)