インフルエンザが猛威を振るっている。厚生労働省は25日、全国約5千カ所の定点医療機関から報告された直近1週間(14~20日)の1医療機関あたりの患者数が53・91人になったと発表した。大流行した昨シーズンに匹敵し、警報レベルの30人を大きく上回った。
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厚労省によると、全国の推計の患者数は約213万人で、前週から約49万5千人増えた。年齢別では5~9歳が約35万4千人と最も多かった。
都道府県別の定点当たりの患者数は、愛知が最多で81・86人。次いで、埼玉70・03人、静岡69・42人、茨城68・05人、福岡67・18人、高知66・00人、福井65・66人、千葉64・29人、岐阜62・10人、大分60・53人と続く。東京は52・65人、大阪は46・09人だった。44都道府県で警報レベルを超えた。
休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は全国で6274施設に上り、前週の583施設から11倍近くに急増した。
昨シーズンは例年2~3月に流…