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【まとめて読む】患者を生きる・眠る「夜尿症」
小学校に入っても、毎晩の夜尿(おねしょ)が続いていた東京都に住む男の子(12)。夜尿症と診断され、専門医のもとで治療することになりました。成果が現れ始めた頃、小学校に入って初めての移動教室が近づいてきて――。
患者を生きる
おむつ、こっそりはいて寝た
「僕はもしかして、ほかの子と少し違うのかな」
東京都に住む小学6年の男の子(12)が初めてそう思ったのは、幼稚園の年長のお泊まり会でのことだった。
夜寝るとき、母があずけていた紙おむつを、先生から手渡された。友だちは、パンツのまま布団に入っていた。少し恥ずかしくなって、トイレでこっそりおむつをはいた。
日中におむつをしなくなってか…