宮内庁は、5月の天皇の代替わり後の新天皇、皇后両陛下、皇嗣(こうし)ご夫妻となる秋篠宮ご夫妻の活動を整理し、31日に発表した。
新天皇、皇后両陛下は現在の両陛下の活動をほぼ全て引き継ぐ。両陛下が毎年出席してきた定例地方行事「三大行幸啓」(全国植樹祭、国民体育大会、全国豊かな海づくり大会)については、皇太子ご夫妻が現在担っている国民文化祭を今後も継続するため「四大行幸啓」となる。
また、皇太子ご夫妻の定例地方行事「七大行啓」のうち、国民文化祭を新天皇が担うほか、四つ(全国「みどりの愛護」のつどい、全国高校総合体育大会、全国障害者スポーツ大会、全国育樹祭)を秋篠宮ご夫妻が、献血運動推進全国大会を紀子さまが、全国農業担い手サミットを故寛仁さまの妻・信子さまがそれぞれ担うこととなった。
今回の代替わりに伴い、皇太子待遇となる秋篠宮さまと紀子さまの負担が増すことが想定され、宮内庁が活動の整理を進めていた。皇族数の減少が進む中、今後も活動の見直しを行っていくという。