骨髄移植などの際に照合される「白血球の型」の個人差は、心臓病や糖尿病などのなりやすさや、身長や肥満度などにも影響すると、大阪大などのチームが発表した。英科学誌ネイチャー・ジェネティクスに論文が掲載された。
一般に血液型と呼ばれるのは「赤血球の型」で、A、B、O、AB型がある。一方、白血球の型は「HLA」という遺伝子の組み合わせで決まり、主に免疫反応に関係する。HLA遺伝子は主要なものだけでもA、B、DRB1など8種類、その他にも複数種類あり、組み合わせはより複雑になる。
チームは、DNA配列を細かく解読する技術で、日本人1120人を解析。33種類のHLA遺伝子の配列をそれぞれ明らかにした。すると、日本人は大きく11グループに分けられることがわかった。
また、人工知能(AI)を使い…