吉本興業は4日、3月1日に発足60周年を迎える吉本新喜劇の新体制を発表した。約110人の座員をまとめてきた座長6人のうち、ベテランの内場勝則さん、辻本茂雄さんが座長を勇退。小籔千豊(こやぶかずとよ)さん、川畑泰史さん、すっちーさん、酒井藍さんの4座長制とし、新たに座長を補佐する「リーダー(次期座長候補)」を設け、清水けんじさんと吉田裕(ゆたか)さん、信濃岳夫(たけお)さん、諸見里(もろみざと)大介さんの4人が就任する。
会見した小籔さんは「頑張ってこられた諸先輩や可愛がっていただいたお客さまに感謝しながら、気持ちを新たに素敵な70周年を迎えられるよう真剣に頑張っていきたい」と語った。
1999年から20年間座長を務めてきた内場さんは「吉本新喜劇もエンターテインメントの世界も若い人が中心となった力が必要。私には思いつかんかったなあーというものを期待してます」、辻本さんは「これからはベテランとして吉本新喜劇を支えていきます」とのコメントを出した。
吉本新喜劇は3月1日に大阪・なんばグランド花月で全座員が出演する60周年開幕イベントを開くほか、3月28日~9月8日には全都道府県でツアー公演を開催する。10月以降、海外公演も予定している。詳細はホームページ(
http://www.yoshimoto.co.jp/shinkigeki/
)。(深松真司)