東京・新橋花柳界の芸者衆が年に一度、舞台で踊りや芸を披露する「東(あずま)をどり」が23日、東京都中央区の新橋演舞場で始まった。22日には通し稽古の「舞台ざらい」が報道公開され、若手からベテランがそろって華やかな踊りを披露した。
「東をどり」は、芸者たちが日々重ねている修練の成果をより多くの人に見てもらおうと1925(大正14)年に始まり、今年で95回目。新橋演舞場は新橋芸者の芸を発表する場として造られ、開場を記念するこけら落とし公演が「東をどり」の始まりとなった。
幕あいには芸者らがロビーで記念撮影に応じ、事前予約で料亭が用意する食事や酒も楽しめる。26日まで。(田辺拓也)