宝塚歌劇星組の男役スター礼真琴(れいまこと)が率いる全国ツアーが、5月4~23日に開かれる。
「アルジェの男」(作・柴田侑宏)の8年ぶりの再演に挑む。孤児として育ち、成功への道を駆け上がろうとする青年ジュリアンの光と影を描く作品だ。
女性を振り回す役で、正直、「思っていた以上に最低なやつ!」と感じたそう。「野心に燃えた目をしている。星組の得意の、勢いとパワーみたいなものが、めらめらと見えるようになれば」と語る。
1974年に初演され、83年には峰(みね)さを理(り)、2011年には霧矢大夢(きりやひろむ)が主演した。今回は、峰から振り付けの指導を直々に受けている。何人もの女性をとりこにする役で、「峰先生の映像をみたら、めちゃくちゃ格好いい。『これは好きになるわー』と思いました」と目を輝かせた。
「もっともっと、冷たくていい…