千葉県野田市のマンションで小学4年の栗原心愛(みあ)さん(10)が死亡し、両親が傷害容疑で逮捕された事件で、母親の栗原なぎさ容疑者(31)が「娘が暴力を振るわれていれば、自分が被害に遭うことはないと思った。仕方がなかった」といった供述をしていることが5日、捜査関係者への取材でわかった。県警は5日朝、なぎさ容疑者を送検した。
また、心愛さんの胃から食べ物が検出されていなかったこともわかった。県警は、なぎさ容疑者と夫の勇一郎容疑者(41)が事件当日、朝から夜まで心愛さんに食事を与えていなかった疑いがあるとみて調べている。
なぎさ容疑者の送検容疑は1月24日午前10時ごろ~午後11時10分ごろ、勇一郎容疑者と共謀し、自宅で心愛さんの髪を引っ張り、冷水のシャワーをかけ、首付近を両手でわしづかみにするなどして首付近に擦過傷を負わせたというもの。