牛乳やペットボトル飲料など身近な商品が今春、相次いで値上げされる。各メーカーが物流費や人件費の高騰に耐えきれなくなったためだ。価格競争が激しいなかで店頭価格に転嫁するかどうか、スーパーなどは頭を悩ませている。 飲料大手はこの春、大型ペットボトル入り飲料を一斉に値上げする。口火を切ったのは27年ぶりの値上げになる「コカ・コーラ」。4月1日出荷分から希望小売価格を20円引き上げ、税抜き340円になる。 乳業大手も主力の牛乳やヨーグルトを4月から一斉に値上げする。カップヌードルやハーゲンダッツのアイスなど、おなじみの食品も引き上がる。 値上げの理由として共通するのは、人手不足による人件費と物流費の高騰だ。 リクルートジョブズによると、昨年12月の三大都市圏のパート・アルバイトの平均時給は1058円で、3カ月連続で過去最高を更新した。また日本銀行の調査では、昨年12月の企業向けの道路貨物輸送サービスの価格指数は2010年と比べて1割超も高かった。 各企業は「自助努力だけではコ… |
コーラ・牛乳・カップ麺…値上げ続々 理由は人件費高騰
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