食品メーカーによる定番品の値上げ発表が相次ぐなかで、西友は食品400品目を一斉値下げするキャンペーンを始めた。お買い得感を出して集客につなげるねらいだ。 値下げキャンペーン「売れ筋商品が安い」は21日から始まった。乳製品や食用油など定番90品目については3月20日まで平均9・0%値下げする。「特に生活に欠かせない90品目を厳選した」(広報)という。昭和産業「キャノーラ油(1千グラム)」の価格(いずれも税抜き)は185円から178円に、東洋水産「マルちゃん 焼そば(3人前)」は148円から138円にした。 加えて「プライスロック」キャンペーンとして、別の310品目を平均6・8%値下げしたうえで価格を3カ月間、固定するという。日本ハム「シャウエッセン大袋(381グラム)」は499円から458円、ヤマキ「卓上かつおパック(1グラム×15パック)」も298円を278円にした。 さらに、メーカーが値上げを公表済みの商品を含む190品目も「プライスロック」の対象にし、価格を据え置く。ダノンジャパンが4月から値上げを公表した「ダノンビオ プレーン・加糖(75グラム×4個)」は、5月下旬まで158円を維持するという。 西友の広報担当者は「値上げのニュースが増えており、日常的に買う商品はできるだけ安く買いたいというお客さまの声を多く聞く。企業努力で価格を下げたり据え置いたりしたい」と話す。(高橋末菜) |
西友「逆ばり」の400品値下げ 定番中心「企業努力」
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