厚生労働省は15日、最新1週間(4~10日)のインフルエンザの患者数を発表した。2週連続で減少した。全国約5千カ所の定点医療機関から報告された患者数は1カ所あたり26・28人(前週43・24人)で、警報レベル(30人)を下回った。
全都道府県で前週から減ったが、12県では依然として警報レベルを上回った。埼玉が38・56人で最も多く、次いで沖縄35・50人、新潟35・44人と続いた。東京は25・25人、愛知は22・64人、大阪は21・04人、福岡は27・30人で、警報レベルを下回った。
医療機関を受診した患者数は推計約98万3千人で、前週(約166万9千人)より減少した。休校や学年・学級閉鎖をした保育所や幼稚園、小中高校は全国で4044施設と、前週(6995施設)を下回った。(水戸部六美)