総務省は18日、毎年10月18日の「統計の日」にちなんだ標語募集について、「当省所管を含む少なからぬ統計で手続きなどの問題があった。(この時期の募集に)重大さがわかっていないと厳しい指摘を各方面から頂き、誠に申し訳なく思う」との見解を発表した。募集は続ける。
標語は毎年募集しているが、総務省は今年分の応募要項を2月1日に発表した際、一連の統計不正には一切触れず、「統計の重要性に対する国民の関心と理解を深める」としていた。この日は総務省所管の基幹統計「小売物価統計」で調査員による不正も発覚したことから、14日の衆院予算委員会で野党が「お粗末だ」と批判。石田真敏総務相は「募集開始は知らなかった」と答えていた。