地震や津波、武力攻撃などの情報を知らせる全国瞬時警報システム(Jアラート)の全国一斉の情報伝達試験で、東京都江東区は20日午前11時ごろ、誤ってテスト用メールを区内外の住民に配信した。本来はホームページやケーブルテレビでテストし、メール配信はしない予定だった。機器の設定ミスが原因という。
江東区によると、メールが配信されたのは区内のほか、隣接する中央区、港区など。このエリアにいた一部の人の携帯電話が鳴動し、「国民保護情報 こちらは江東区です。東京都に緊急情報が発表されました。これはJアラートのテストです」などと表示された。2月上旬に危機管理室の機器を入れ替えた際、設定に誤りがあったという。
一斉試験は内閣官房と総務省消防庁の共催。区は「誤送信の規模は不明」としており、「深くおわび致します」とのコメントを出した。