生後4カ月の次男の身体を激しく揺さぶって重傷を負わせたとして、熊本県警は24日、熊本県天草市楠浦町の会社員、内海純基容疑者(23)を傷害容疑で逮捕し、発表した。県警は認否を明らかにしていない。
天草署によると、内海容疑者は昨年7月14日から15日までの間、自宅で当時4カ月だった次男の上半身をつかんで前後に揺さぶるなどして、急性硬膜下血腫や左上腕部骨折で6カ月の重傷を負わせた疑いがある。次男は硬膜下血腫の診断で手術を受け、容体は安定しているという。意識はいまも回復していない。
同月15日、次男の具合が悪いとして同居する家族が地元の病院に連れて行き、医師が「容体が重い」と判断し転院させ、転院先の病院が県中央児童相談所に連絡。児相が同17日、「虐待を疑う事案があった」と県警に通報した。内海容疑者は妻と長男、次男のほか、親族と暮らしている。(大矢雅弘)