陸上自衛隊のトラックが熊本県大津町の県道(通称ミルクロード)で6月29、30日と2日連続で公務中に横転する事故があり、県道が一時通行止めになるなどした。いずれも北熊本駐屯地(熊本市北区)にある部隊の所属。部隊や県警が原因を調べている。
駐屯地によると、29日午後3時40分ごろ、大津町古城の県道のカーブで、男性3曹(30代)運転の中型トラック=第8高射特科大隊=が横転。同乗の男性士長(10代)が頭に軽いけがをした。実弾のない重機関銃などを積んでいた。30日午前9時20分ごろには、近くのカーブで、男性2曹(40代)運転の小型トラック=第135地区警務隊、2人乗り=が横転した。
いずれも日出生台演習場(大分県由布市など)で28日まで演習をした帰りだった。山崎麻由大隊長と松井関哉警務隊長は「地域の皆様にご迷惑とご心配をおかけして大変申し訳ありません」とコメントし、再発防止に取り組むとしている。(田中久稔)