陸上自衛隊木更津駐屯地(千葉県木更津市)で26日、2年前から機体の定期整備を受けていた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)所属の米海兵隊輸送機オスプレイ1機が試験飛行をした。
飛行は整備後初めて。オスプレイは曇り空の下、午前9時50分すぎにホバリングを開始し、駐屯地内の上空を旋回。10時10分ごろに西の東京湾上空に飛び立ち、約1時間半後に駐屯地に戻った。
同駐屯地は日米共通のオスプレイの定期整備拠点になっている。整備は5年に1回程度の定期的なもので、格納庫で機体を塗り直したり部品交換をしたりするのが主な内容。当初は7カ月で完了する予定だったが、必要な部品の入手や作業手順書の作成に時間がかかり、大幅に遅れていた。昨年6月からは2機目の機体整備も行われている。(吉江宣幸)