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新元号の考案、事前に委嘱へ 平成改元は当日に委嘱

政府は4月1日の新元号の決定・公表に向け、事前に複数の学者に元号の考案を委嘱する方針を固めた。日本古典など国書に由来する元号案も選択肢に、人選の最終調整をしており、近く委嘱する。複数の政府関係者が明らかにした。


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1989年の平成改元では、昭和天皇の闘病中に改元準備が極秘に進められ、考案者への委嘱も、昭和天皇が逝去し新元号が決定・公表された当日だった。委嘱を受けた3人の各1案から、「平成」が選ばれた。今回は憲政史上初の退位による改元で、事前委嘱が可能となった格好だ。


政府は「平成」が始まって間もない時期から、高名な学者に非公式に新元号の考案を依頼し、寄せられた案を厳重に管理してきた。


過去の元号は中国古典から取られており、日本書紀などの国書が典拠となった例はない。朝日新聞の取材によると、政府はこれまでに中国文学や東洋史だけでなく、日本文学などの学者にも考案を依頼。政府が受け継いできた元号候補の中には、中国古典に加え、国書に由来する案も含まれていることが判明している。


政府は前回も、日本の中・近世…


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