3・1独立運動100周年を迎えた1日、韓国では様々な集会が開かれた。
独立運動の参加者が獄死したことで知られるソウルの西大門(ソデムン)刑務所跡では1日午前、主催者発表で3千人が集まった。100年前に使われた独立宣言書を朗読した後、「大韓民国独立万歳」を斉唱した。参加者は独立運動家の安重根(アンジュングン)や金九(キムグ)らの肖像画を掲げ、光化門まで行進した。
ソウルの日本大使館前では、市民団体が「日本の侵略、帝国主義を粉砕しよう」と訴えた。1日午後には釜山の総領事館近くでも、同館前に徴用工像の設置を訴える団体が集会を予定する。韓国南東部の蔚山(ウルサン)では同日午後、徴用工像の除幕式が行われる。
韓国の元慰安婦支援団体は1日、米ワシントン・ポスト紙の同日付紙面に「日本政府は、我が民族とアジアの女性たちに行った反人倫的な戦争犯罪に対して謝罪し、賠償すべきだ」とする意見広告を掲載したと発表した。(ソウル=牧野愛博)